ME06は元来レーサー。
公道を走る上で発電系は弱点です。
なんとか強化しようとまずは配線図を入手しました。
単相交流で発電したコイルの両端を白と黄色の線でレギュレータ・レクチファイヤまで交流のまま入ります。
出力の直流電源は平滑用のコンデンサを介し黒がプラス、緑がマイナスで電装類に受け渡されます。
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ジェネレーターパーツの確保 |
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ジェネレータ強化といえば昔ならステーターコイルの巻き直しなどが主流でした。
でも今の時代、ネットで調べてもっとスマートにいきたい。
調べたところ、三相交流用ステーターコイルを流用すれば60Wを確保できる方法が見つかりました。
部品はヤフオクで格安入手
・ステーターコイルは125ccスクーター用流用
・レギュレート・レクチファイヤはGB250用を流用
三相交流発電はXLR250BAJA(MD22)で採用しています。
しかしこれを流用しようとすると直流点火となりCDIユニットも交換が必要。
実質ハーネスごと電装交換となりフライホイールも12極のものが必要となります。
今回はフライホイールも8極のまま、CDIもノーマルのままでいけるはずです。
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ステーター交換 |
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ジェネレータ強化作業です。
まずはL側ケースカバーを外します。
外したとたんエンジンオイルが垂れてきました。
オイルパンを敷いておいたほうが良いでしょう。
ヘッドライトが暗いと悩んでいるのをあざ笑うかのようにステーターコイルに空き素子が2極。
上の太目の2つの素子が点火用のコイルです。
左がノーマルの単相交流式ステーター。
右が今回使用する三相交流発電のできるステーター。
コイル外径やインロー内径はバッチリ同じでした。
いやはや一安心です。
ノーマルの単相交流用はステーター2素子がフライホイールのマグネット1枚(2極)と合うように配置されています。
それに対して三相交流用はステーター3素子が同様にのマグネット1枚合うように配置されています。
この3素子で位相の異なる交流出力が発生し谷間の少ない電源が確保できるのだと思います。
無事装着できました。
取り付けの3本のうち1本のビスのワッシャーがケースと干渉するので若干ワッシャーをグラインダーで削りました。
こんなやつ。
ハーネスとケースの隙間をふさぐグロメットが無いので廃チューブゴムと液体パッキンで隙間を塞ぎました。
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レギュレータ・レクチファイヤ交換 |
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ノーマルのレギュレータ・レクチファイヤはヘッドライトカウル左側にあります。
放熱フィンも無くてなんか昭和の香りがするレギュレータ。
ちょっと頼りないので今風のレギュレータ・レクチファイヤに交換することにしました。
ネットで調べたら小型以上のバイクは三相交流が主流。
似たエンジンのGB250用を選びました。
ネットで調べるとこんな感じにRrダンパー周りに配置する方が多いようで私もここにしました。
バッテリーレスなのでこのままでは電圧が波打ちます。
平滑用にCRM80用のコンデンサを並列にかませました。
こんな作業には圧着工具があると何かと便利♪
ジェネレーター強化したME06。
無事点灯しました。
電球もノーマルの20Wじゃなく60W球を点灯できます。
これで今風のオフ車並には明るくなりました。
発電容量がアップしているのでHIDもいけるかも♪
こんなの ⇒
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